夏本番がやってきましたね!
京都の夏は、それはそれはもう蒸し暑いです…( ゚Д゚)
そんな京都の夏を涼しく楽しめる神事があります。
子どもからお年寄りまで、みんなが笑顔になれる
「下加茂神社の足つけ神事、御手洗祭」
夏の京都は「大文字の送り火」だけじゃないってこと、お伝えします!
【御手洗祭・みたらしまつり】ってこんなお祭り
京都の誇る世界遺産、下賀茂神社。
毎年7月の土曜の丑の日には神事【御手洗祭】が行われます。
2019年は7/19(金)~7/28(日) 9:00~21:00
時空は平安京。貴族たちは、季節の変わり目に禊払い(みそぎばらい)をして、罪や穢れを払い、夏を迎えていたといいます。
下賀茂神社の境内には、「みたらし団子」の発祥の地と言い伝えのある御手洗池があります。
この御手洗池こそ、神事みたらし祭の舞台。
普段は入ってはいけない池にざぶざぶと入り、罪や穢れを水に流すことができるんです!
この「足つけ神事」、土用の丑の日に御手洗池に足を浸せば、罪や穢れを払うことができると言われたことから始まりました。
そのため、健康祈願や安産祈願にも効果があると言われており、毎年たくさんの参拝客で賑わっています。
お祭りなので、糺の森にはたくさんの屋台が立ち並んでいます♡
お参りの後に立ち寄りたいですね(*‘∀‘)
下賀茂神社の主祭神は賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)と玉依媛命(たまよりひめのみこと)です。
一般的なお参りの作法として、主祭神からお参りし、摂社はそのあとと言われています。
ちょうどこの時期に本殿にお参りに行きますと、”夏越大祓”で祓っていただける”人形”に自分の罪や穢れを移すことができます!
岡野玲子版の陰陽師をこよなく愛するわたしの脳内では、クールなキツネ顔の晴明様と、映画版の野村萬斎演じる晴明様が、羽生選手の舞い踊る陰陽師の音楽とともに脳内コラボされて、口角が上がりっぱなし(´∀`*)ウフフ
肩凝りや眼精疲労、ひざが痛い、寝ても疲れが取れない…( ゚Д゚)
そんな身体の悩みを”人形”にこすりつけて、仕上げには晴明様のように、極めてクールにふっと”人形”に息をふきかけて、払いたまえ清めたまえと心で願って納めてきました。
それだけでも気分はスッキリ☆だし、ちょっとしたオタク心も満たされました♡
さらにいまから御手洗祭で足つけ神事に参加するんだから、きれいさっぱり若返ったりしちゃうかも♡なんて気分も上がります⤴⤴
お参りが済んだら、御手洗社へ向かいましょう(*^^*)
御手洗祭受付があるので、靴を脱いで備え付けのビニール袋に入れて持ち歩きます。
祈願料300円を受付の方に納めて串のついたロウソクを受け取り、池に向かいます。
足をつけたら、わぁっ♡と声が出るくらい冷たくて気持ちいい!
今回はこのぐらいの水の深さでしたよ(^^)/
ざぶざぶと水の中を進むと、種火のある小さな祠があります。そこでロウソクに灯をともし、灯が消えないように祭壇まで運びます。
最後は御手洗社前の祭壇にロウソクをお供えし、お参りします。
お参りが済んだら池から上がります。
長椅子があるので、腰かけて足を拭いて靴も履き、無料でいただけるご神水をいただきます。冷たくて美味しい♡
これで、身体の外からも内からも清められて、無病息災・延命長寿のご加護を頂くことができました♡お参りの完成です。
帰りは池のまわりをぐるっとまわって戻ります。帰り道には”水みくじ”を♡
また、御手洗祭の間だけ授与される特別なお守りとして、”癇の虫封じの御神石”をいただくこともできます。御手洗川で採れる、特別な御神石だそうです。
ひとつ御神石をいただいたら、翌年お返ししてまた新しい御神石をいただきます。
ここまでが御手洗祭です(*^^)v
どうでしょうか?身も心もすっきり清められた気分になりませんか♡
御手洗祭に行くならこんな風に
「御手洗祭」ですが、池の中に足をつけるという、一風変わったお参り方法です。
「御手洗祭に行く!」と決めたら、しっかり対策していけるかどうかで当日思い切り楽しめるかどうか変わってきます♡ここ3年ぐらいで、「しまった(;^ω^)こうしとけばよかった! 」が格段に減ったわたしの注意している点です。
特に女性や子ども連れの方は参考になさってくださいね(^^)/
①脱いだり履いたりが楽な靴がおススメ♡
池に入るのに、靴を脱いで備え付けのビニール袋に入れて持ち歩くことになります。
あまりにもごつい靴だと、持ち歩くのに一苦労します。親は子どもの靴も持ってあげたりするので、とにかく荷物は軽い方がいいです。
脱ぎ履きが楽で、軽い靴が良かったです(*^^)v
②パンスト・スキニー・マキシスカートNG!
おとなでもひざ下のあたりまで水に浸かります。
パンストを脱いだり着替えたりできるようなコーナーはありません。
ロールアップしにくいスキニーパンツもやめておきましょう。
マキシスカートをまくり上げて水に入ってもいいんですが、脱いだ靴や自分のバッグ、子どもの靴も持つかも。最後には灯のついたロウソクを持った状態で、しかも消さないように歩かなければいけません!それに加えてマキシスカートの裾を濡れないように持つのは大変!っていうか無理だよ~(´;ω;`)
ひざ上のスカートやショートパンツなんかがよいと思います♡
③濡れた足はすぐ拭いた方が快適♡
水からあがったときに足を拭くタオルも持参しましょう。
裸足にサンダルだから、じきに乾くのですが、神社の境内の石って細かい。
濡れた足にくっついてけっこう痛いです。軽くでも足を拭いてから靴を履かれることをお勧めします。
足を拭くタオルを持って行きましょう♡
④ご神水は持ち帰れる♡
手持ちの水筒や空のペットボトルなどがあれば、係の方が詰めてくださいます。
自宅で待つ、来られなかった家族やペットのために持ち帰るのもいいですね♡
水筒や空のキレイなペットボトルも忘れずに♡
お帰り前には”さるやでかき氷”
糺の森を抜けると、【甘味処さるや】があります。
ここの夏季限定かき氷が最高に美味しいんです♡
かき氷好きのあいだでは有名で、これを食べにわざわざ遠くから足を運んでこられる方もおられるとか…。
わたしたち家族は3人で1つ、黒蜜白玉、練乳抜きを注文しました。
屋台も行きたいし、けっこうなボリュームのかき氷なので分かち合って食べることに。
スプーン3本つけてくださいと言うと、にこやかに用意してくださいました。
黒蜜はかかっていない状態で運ばれてきます。
わたしは黒蜜を少しかけては食べて、また少しかけて…と食べ進めるスタイルで。
とにかく氷がふわっふわ!まるで淡雪を食べているようで、口に入れた瞬間、ふわぁっと溶けてなくなります。あの、イヤなアタマキーンも起こりません…!
とにかく優しいかき氷。黒蜜も、ベタベタしてなくて甘さも控えめ。飲めるんじゃないかと思うぐらいのあっさりだけど、氷と食べるとすっきり甘くて美味しい♡
個人的には、白玉にはあずきも欲しいので、次回はあずきをトッピングしたいと思います♡ああ、また来なくっちゃ♡
そして糺の森の屋台を散策。森なので、木陰で風が通ると少しは涼しいです。
平日の昼間だったので、空いていました。
夜にはすごく賑わいます。御手洗池で足をつけるのも、屋台で買い食いするのも、ものすごく並びます…。子どもと来るなら、昼間がおススメです♡
いかがでしょうか?
京都住民が毎年楽しむ【下賀茂神社の御手洗祭】
ぜひあなたにも楽しんでいただけたらと思います♡
公式ホームページよりアクセス方法☟
この情報は記事記載時のものです。実際行かれるときには、公式ホームページなどを確認なさってくださいね。